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アフリカン・ベッド

伝統的にブラジルでは、テヘイロと呼ばれるレンガ、またはアスファルトを敷き詰めた運動場のような広い場所で、収穫後のコーヒーチェリー(果実)を乾燥しています。

しかし、「森のコーヒー生産者グループ」のカルロスさんやリカルドさんは、より美味しいコーヒーを作るために、乾燥方法も工夫しています。 ポルトガル語で「terreiro suspenso テヘイロ ススペンソ」、英語では「suspended patio サスペンディッド パティオ」と呼ばれる乾燥場を使用して、コーヒーを乾燥しています。 日本語では、この乾燥方法がケニアなどのアフリカのコーヒー生産国で行われていたため「アフリカン・ベッド」と呼ばれています。

この乾燥方法は、ちょうど日本の網戸を横に倒して、水平にして置いて、その網戸の網の上でコーヒーの果実を乾かしているような感じです。 網戸の網から、空気が流通できるために、コーヒーの実が蒸れることなく、ゆっくりと乾燥できるのが良いそうです。

この方法で干したコーヒーを「風干しコーヒー」、また、屋根をつけたアフリカン・ベッドの上で乾かして、「陰干しコーヒー」と呼んでいる生産者もいます。

地面の上で干す場合には、地面からの輻射熱もあるので3日程度で乾燥するのですが、この高床式のテヘイロ・ススペンソで乾かすには、とにかく時間がかかります。 2週間ぐらいかかるそうです。 よほどコーヒーの品質向上に思い入れのある生産者でなければやれる乾燥方法ではありません。

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