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ザンビア編

ザンビア地図 アフリカの深部に広がる謎のサークルを見た!
資源豊かなザンベジ川
▲資源豊かなザンベジ川



雄大な自然と人々の知恵が育んだアフリカの宝物。

私たちカフェーパウリスタのバイヤー(仕入れ担当者)は、世界各地のコーヒー農園をたずね、現地で味を確かめて直接買い付けをしています。
今回は、美味しいコーヒーを求めてアフリカの奥地、ザンビアに足を踏み入れました。


観光気分でサファリツアー。野生のゾウも水浴びするザンベジ川!

珈琲道の旅に、「直行便」という言葉は存在しない。日本から一旦ロンドンへ飛び、そこから飛行機を乗り継いでようやくザンビアの首都ルサカへ到着。いつものことながら長い長い旅路である。


ジープでサファリツアー写真
▲ジープに乗ってサファリツアー


しかし、今回の旅がいつもと違うのは、ここからさらにセスナ機に乗り換えてザンビア国内をあちこちへ移動するところ。なにしろ広大な国なので、とても自動車や列車では移動しきれない。しかも今回は「ザンビアコーヒー生産者組合」から招待された日本のコーヒーバイヤーのツアー。つまり珈琲道を追求する人達のための「コーヒーサファリツアー」なのだ。てなわけで、まずはのんびりサファリツアー。ザンビアの豊かな自然を満喫させていただいてからということで…。


長谷川氏写真
▲ジャングルを踏み分け、コーヒーのためならどんな秘境でも行く。 カフェーパウリスタ社長 長谷川勝彦。

私設軍隊がお出迎え写真
▲私設の軍隊が日の丸で歓迎




赤土の大地に広がる直径?mの緑の円。謎の巨大サークルの正体は・・・?


▲飛行機の窓からは巨大なサークルがいくつも並ぶ


観光気分が抜けきらないまま再びセスナ機に乗ってコーヒー農園へ向かっていると、窓の外に不思議なサークルが見えてきた。「こっ、これはもしや宇宙人の仕業!?」、「アフリカの奥地だし、それもありうる…」。次第にその数が増えてきて、見渡す限りサークルだらけ。なんとこれがコーヒー農園だというのだ! 地上に降りて畑に近づくと、サークルの中にはまぎれもなくコーヒーが植えられている。「おおっ、コーヒーだ」。見上げるとそこには巨大なスプリンクラーがそびえ立っていた。これが時計の針のように回転して水をまくので、そのためにコーヒーを円形に植えてあるのだった。「それにしても大きい」。自分の勝手な想像では、小規模な農家で野菜を育てる傍らでコーヒーを育てているイメージだった。そのせいもあってザンビアの巨大な灌漑設備「ピボット」には、さすがの珈琲道七段も度肝を抜かれた。



▲巨大なスプリンクラーが時計の針のように回る




巨大な設備と人海戦術。絶妙な組み合わせが高品質を生む


ザンビアの農園では、巨大な灌漑設備をはじめ、近代的な水洗設備や作業場など、実に組織的にコーヒーを生産している。もちろん電力設備も十分に整っている。農園のほとんどが平地なのでその気にさえなれば収穫用の機械も簡単に導入することが可能だ。しかし、これだけ機械化する絶好の条件が揃っているにもかかわらず、なんと収穫は全て手作業で行っている。収穫期には1,000人以上の人を雇っているのだ。作業方法をきちんとマニュアル化して指導しているので、完熟した実だけを収穫している。実に素晴らしい! もし、収穫を機械でやってしまっていたら、おそらく私はザンビアまで来なかっただろう。手作業で完熟豆だけを選別して収穫することが珈琲道の基本なのだから…。



▲設備は巨大でも収穫はすべて手作業


▲このままでもおいしそう?


目の前に山のように積み上げられたコーヒーの実はすべて真っ赤な完熟状態だ。未熟な青い実は一粒も混じっていない。珈琲道の求道者にとっては惚れ惚れするような光景である。思わず笑みがこぼれてしまう。




標高1,250~1,300mなのに1,700mクラスの高品質。その理由は・・・。


▲みごとなまでに真っ赤な実


このあたりの農園のほとんどは標高1,250~1,300m。コーヒーの産地としてはそれほど高地ではないのだが、カップテストをしてみると、その味はこの標高のコーヒーとは思えないほどの高品質。中米の産地で言えば1,700mクラスの産地で栽培されたコーヒーに匹敵するほど。その理由は昼と夜の激しい気温差にあった。日の出とともに気温がぐんぐん上がって、昼間は真夏のような強い日射しが照りつける。そして日没とともに急激に冷え込んできて、明け方はかなり冷え込む。厚手のセーターなどしっかり着込んでいないと風邪を引いてしまいそうだ。人間にはやや厳しい環境なのだが、これがコーヒーには最高の気候条件なのである。だからさほど標高が高くなくても1,700mクラスの高地産のような高品質コーヒーが育まれるのだ。


▲豊富な水で豆を水洗い



▲赤い服を着た人は計量担当のエリート




人々の笑顔のすばらしさ、それこそがザンビアコーヒーのすばらしさ。


▲お待ちかねのカップテスト


いよいよお約束のカップテストの時がやってきた。ザンビアの多くの農場経営者は、イギリス・オランダなどヨーロッパ系の人が多いためコーヒー生産のノウハウ、幅広い経験と知識を持っている。つまり珈琲道の達人が経営しているのだからコーヒーの出来ばえに関しても期待はかなり高まる。プロバット製のサンプルロースターでテストローストしてもらい、お待ちかねのカップテストを始める。「んー、やはり期待を裏切らない素晴らしい出来栄え」。ザンビアコーヒーの特長は、チョコレート系のアロマを持ちながら、プラムやアンズを思わせる明るい酸味のあるところ。全体的にとてもバランスのとれたコーヒーだ。



▲見渡す限りコーヒー豆の天日干し


今回の旅で産地の状況もしっかり見届けることができたので、これで今までよりも更に自信を持って日本の皆様にお届けすることができる。出来ることなら、ザンビアで出会った人々の笑顔も一緒に日本にお届けしたいのだが…。



▲ザンビア一の伊達男?

▲おいしいコーヒーを手に入れました

投稿者 有機コーヒー通販・無農薬コーヒー通販の『森のコーヒー』公式サイト :2008年8月22日

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