ある有機農業関係の人から、ブラジルで無農薬栽培で
コーヒーを栽培している生産者がいるという話を聞きました。
しかも、その生産者は、超密植でコーヒーの木を植え、
彼の農園は、まるでコーヒー樹の”森”のようなになっている
とのことでした。
1994年のことです。
そんな話を聞くと、居ても立ってもいられなくなるのが、
私の性格です。
すぐにブラジル行きを決意しました。
そこで私が見たものとは・・・、
通常のコーヒー農園では、コーヒーの収穫を容易に
するため、コーヒーの木は、あまり高く伸ばしません。
1.6mくらいで剪定します。
これが、通常のコーヒー農園です。
しかし、私がブラジルで見たジョン・ネットさんの
農園は、
コーヒーの木が4m以上に伸ばされた、
まさに”森”のような農園でした。
サント・アントニオ農園
オーナーは、ジョン・ペレイラ・リマ・ネットさん
彼は、コーヒー農園主・5代目
農場面積440ヘクタール、
コーヒー栽培面積240ヘクタールです。
コーヒー農園のうち、100ヘクタールが密植植えです。
密植という意味は、1ヘクタールあたり、6,000本から
26,000本のコーヒーの木が植えられています。
1986年から無農薬栽培をスタート、その後、
肥料を一切使用しない、“自然栽培”に転換しました。
有機栽培の認証は、
ブラジルの権威ある認証機関IBD
Instituto Bio Dinamico(バイオダイナミック研究所)
よりされています。(ただし、日本の農林水産省の
JAS有機の認定ではありません。)
ジョン・ネットさんの自然農法とは、
農薬を一切使用せず、化学肥料も一切使用せず、
コーヒー発祥の地、エチオピアのジャングルを
理想とし、サント・アントニオ農園をエチオピアの
ジャングルのような自然体系に戻そうとするものです。
ジョン・ネットさんが、私に書いてくれた
農園のジャングル化の設計図です。
エチオピアのジャングルの中では、
コーヒーの木は、ジャングルの中に生えていて、
ジャングルの中では、色々な木、植物、動物、昆虫、微生物、
とコーヒーの木は共生しています。
農薬、化学肥料の使用もありません。
そして、生態系のバランスがとれています。
枯葉の落ちた地面は、ふかふかで
農薬を使用していないため、
何万とも言われる微生物が生息
しています。
ジョン・ネットさんは、常に土を見ています。
土の変化から、農園の状況を判断しています。
土は柔らかく、手で簡単に掘ることが
できます。
ジョン・ネットさんは、土の匂いを
常に嗅ぎます。
こちらは、農薬を使用している、別のコーヒー農園の
地面です。 カチンカチンにまるで
コンクリートのように硬くなっています。
地中微生物も死に絶え、生命の
全くない土になってしまっています。
サント・アントニオ農園の柔らかな土と
比較してみてください。
投稿者 有機コーヒー通販・無農薬コーヒー通販の『森のコーヒー』公式サイト :2008年2月 4日